クリニック開業に向けた人材採用①:やることとスケジュールの概要

クリニックの開業準備は多岐にわたりますが、成功の鍵を握るのが人材採用です。

質の高いスタッフは、クリニックの運営を円滑にし、患者さんへの質の高い医療提供を可能にします。しかし、多岐にわたる開業準備と並行して採用活動を進めるのは容易ではありません。

この記事では、クリニック開業における人材採用で「やること」と「採用スケジュール」を具体的に解説します。


クリニック開業における
人材採用の「やること」

クリニック開業時の人材採用は、計画的に進めることが重要です。以下の項目を参考に、採用活動を具体的にイメージしてみましょう。

1. 採用計画の策定

  • 必要な職種と人数を洗い出す: 医師の専門性や診療科、クリニックの規模によって必要な職種と人数は異なります。看護師、医療事務、受付、クラークなど、開業当初に欠かせない人員を具体的に洗い出しましょう。
  • 採用基準の明確化: 求める人材のスキル、経験、人柄などを具体的に定義します。特に、クリニックの理念や方針に共感し、チームワークを重視できる人材かどうかが重要です。
  • 給与・待遇の設定: 地域の相場や競合他社の情報を参考に、魅力的な給与体系と福利厚生を検討します。
  • 採用予算の確保: 求人媒体の掲載料、採用イベントへの参加費用、エージェント費用など、採用活動にかかるコストを見積もり、予算を確保します。

2. 求人票・採用情報の作成

  • 職務内容の明確化: 各職種が担当する具体的な業務内容を詳細に記述します。
  • 求める人物像の提示: どのような人材を求めているのか、具体的に言語化して応募者に伝えます。
  • クリニックの魅力のアピール: 開業への想い、クリニックの特徴、働くメリットなどを具体的に記載し、応募者の興味を引きます。
  • 応募方法・選考プロセスの案内: 応募に必要な書類、面接回数、選考期間などを明確に伝えます。

3. 求人媒体の選定と掲載

  • 医療系専門の求人媒体: 看護師や医療事務など、医療分野に特化した求人サイトは専門性の高い人材にリーチしやすいのが特徴です。
  • 総合求人サイト: 幅広い層からの応募を期待できますが、医療分野の経験がない応募者も含まれる可能性があります。
  • ハローワーク: 無料で利用でき、地域の人材にアプローチできます。
  • 人材紹介エージェント: 採用要件に合致する人材を紹介してもらえるため、効率的な採用が期待できます。費用は成功報酬型が一般的です。
  • SNSを活用した採用: クリニックのSNSアカウントで採用情報を発信することも有効です。

4. 選考プロセスの実施

  • 書類選考: 履歴書や職務経歴書を確認し、採用基準に合致するかどうかを判断します。
  • 面接: 応募者のスキル、経験、人柄、コミュニケーション能力などを総合的に評価します。複数回面接を実施することもあります。
  • 適性検査: 必要に応じて、応募者の適性や性格を測る検査を実施することもあります。
  • 内定通知・条件交渉: 選考を通過した応募者には内定を通知し、給与や待遇などの条件を確認・交渉します。

5. 入社手続き・オリエンテーション

  • 雇用契約の締結: 内定者が確定したら、雇用契約書を締結します。
  • 入社前研修・オリエンテーション: 開業前に、クリニックの理念、業務内容、医療機器の操作方法などについて研修やオリエンテーションを実施し、スムーズな立ち上がりを支援します。

クリニック開業に向けた採用スケジュール

一般的に、クリニック開業における人材採用は開業の約9ヶ月〜6ヶ月前から本格的にスタートするのが理想的です。

時期やること備考
開業9~7ヶ月前・採用計画の策定(職種・人数、採用基準、給与・待遇、予算)
・求人票の原案作成


採用計画は具体的に立てましょう。

★以下もご参考ください。
「クリニック;募集要項の書き方のコツ」
https://x.gd/X4iz6
開業8~6ヶ月前・求人票の完成
・求人媒体の選定・契約

複数媒体の比較検討がおすすめです。

★以下もご参考ください
「【クリニック採用担当者必見】採用活動!まず何をする?」

「医療職の採用活動には紹介会社を上手に利用しよう~メリット・デメリットとは~」
開業8~6ヶ月前・求人広告の掲載開始
・応募者対応(問い合わせ対応など)
応募状況に応じて掲載期間を調整しましょう。
開業6~3ヶ月前・書類選考の開始
・面接の実施(一次面接)
スムーズな選考のため、面接官の選定も重要です。

★以下もご参考ください
「クリニックのスタッフ面接の準備と流れ」
開業6~2ヶ月前・面接の実施(二次面接、最終面接

・内定通知


複数回面接を実施する場合は、この時期に集中します。

★以下もご参考ください
「クリニックのスタッフ面接で聞くべき質問とは?」


「クリニックのスタッフ面接で聞いてはいけない質問」


「失敗しない内定者フォロー:入職率を高めるアプローチ」
開業3~1ヶ月前・入社手続き(雇用契約の締結など)
・入社前研修・オリエンテーション
開業直前は準備が忙しくなるため、早めに進めましょう。
開業時・スタッフの最終確認
・業務開始
いよいよ開業です。

【スケジュールを組む上での注意点】

  • 募集期間は余裕を持つ: 理想の人材に出会うためには、ある程度の募集期間が必要です。
  • 選考期間の確保: 書類選考から内定までは、応募者の状況によって変動します。
  • 開業準備との兼ね合い: 採用活動と並行して、内装工事や医療機器の搬入など、他の開業準備も進める必要があります。

採用活動をスムーズに進めるために

クリニック開業時の人材採用は、時間と労力がかかる大変な作業です。特に、初めての開業で何をどう進めればいいか分からない、忙しくて採用活動に手が回らない、といったお悩みをお持ちの先生もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような時には、採用代行の「りくる」の活用もご検討ください。

フェアリンク株式会社の”りくる”採用代行サービスは、クリニック開業専門の経験豊富なコンサルタントが、採用計画の策定から求人票作成、選考代行、入社手続きまで、一貫してサポートいたします。先生は診療準備に専念しながら、効率的かつ効果的な採用活動を進めることが可能です。

最適な人材を確保し、スムーズなクリニック開業を実現するために、ぜひお気軽にご相談ください。

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